iPhoneを水に落として電源がつかなくなった!そんな絶望的な状況でも、自力でデータを取り戻せる可能性は十分にあります。本記事では、水没直後の応急処置から、水没で壊れたiPhoneのデータ復旧方法までを詳しく解説します。
「iPhoneが水没して電源が入らない…」この状態になると、本体よりもまず「中のデータは大丈夫なのか」が気になりますよね。
結論から言うと、水没してもデータが残っているケースは少なくありません。実際、iPhoneは本体が故障していても、内部ストレージが無事であれば、データは取り出せる可能性があります。
| 復元の可能性が高いケース | 復元が難しい(困難な)ケース |
| 水没後すぐに電源を切り、通電していない | 水が残った状態で通電(電源ON・充電)した |
| 水没時間が短く、不純物の少ない真水だった | 海水・プールなどに長時間水没した |
| 本体は起動しないが、基板が生きている | 内部ストレージ(NAND)が物理的に破損した |
| バックアップがある | バックアップがなく、強制初期化された |
iPhoneは一定の耐水性能を備えていますが、完全防水ではありません。水没した直後の対応によって、その後の故障状況やデータ復旧の成功率が大きく変わります。落ち着いて、以下の手順を順番に行いましょう。
1. 即座に電源を切る:内部のショートを防ぐため、電源が入っている場合はすぐにオフにします。すでに電源が落ちている場合は、そのまま絶対に電源を入れないようにしてください。
2. アクセサリを全て外す:ケースや保護フィルム、SIMカードトレイなどを取り外し、本体の通気性を確保します。水分が内部にこもるのを防ぐことが目的です。
3. 表面の水分を拭き取る:柔らかい布で本体の水分を丁寧に拭き取ります。特に充電端子(LightningやUSB-C部分)は水が溜まりやすいため、端子を下に向けて軽く叩くようにして水を出してください。
4. 自然乾燥させる:最低でも24〜48時間は風通しの良い場所に放置します。ドライヤーの熱風は精密部品を壊すため厳禁です。
これらの応急処置を行うことで、内部のダメージを最小限に抑えることができます。
その後、iPhoneの状態(電源が入るか・PCに認識されるかなど)を確認しながら、データ復旧の方法を検討していきましょう。
応急処置が終わったら、次は実際にデータを取り出す段階です。iPhoneの状態によって選ぶべき方法が変わるため、状況に応じて最適な手段を選ぶことが重要です。
ここからは、現実的に有効なデータ復旧方法を順番に解説していきます。
iPhoneを水没した前にバックアップをとっていない場合、まず検討したいのがデータ復旧ソフトの利用です。
中でもFoneToolは、iPhoneのデータ管理と復旧に特化しており、壊れたiPhoneからもデータを取り出せる可能性があります。
水没によってiPhoneの動作が不安定でも、「画面は映らないがPCには認識される」「一時的にだけ起動する」といった状態であれば、内部データを読み取れる可能性が十分にあります。
完全に沈黙してしまう前に、まずはFoneToolを使ってデータの抽出を試みましょう。
ステップ 1. USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。
ステップ 2. FoneToolを起動し、「ツールボックス」>「iOSデータ復元」をクリックします。
ステップ 3. 「スキャン開始」ボタンをクリックします。
ステップ 4. 左側からデータの項目を選択し、復元したいデータを見つけ、「PCに復元」をクリックします。
すると、iPhoneから消えたデータがパソコンに保存されます。FoneToolを使って復旧したデータをiPhoneに戻すもできます。
「フォン転送」>「PCからiPhone」を選択し、ファイル選択画面で復元されたファイルを選択して転送すればOKです。
事前にバックアップを取っている場合は、この方法が最も確実で、かつ安全にデータを戻せます。水没によってiPhone本体が使えなくなっても、バックアップさえあれば別の端末にデータを復元できます。
■ iCloudバックアップから復元する方法
新しい端末、または修理後の端末のセットアップ時に「アプリとデータ転送」画面から「iCloudバックアップから復元」を選択し、Wi-Fiに接続した状態で復元完了まで待ちます。
■ iTunes(Finder)バックアップから復元する方法
iPhoneをPCに接続し、iTunesまたはFinderを起動して「デバイス」から「バックアップを復元」をクリックし、使用するバックアップデータを選択して復元します。
自力での復旧が難しい場合は、専門のデータ復旧業者に依頼する方法があります。
専門業者では、iPhoneを分解し、内部の基板を洗浄・修理して一時的に起動させる、またはストレージから直接データを読み取るといった高度な作業を行います。
費用はかかりますが、水没による腐食やショートが発生している場合でも、内部データが無事であれば取り出せる可能性があります。
■ 水没したiPhoneのデータ復旧料金の目安
専門業者に依頼する際、もっとも気になるのがコスト面ではないでしょうか。iPhoneの水没データ復旧料金は、故障の程度によって大きく変動します。
軽度の障害(洗浄や乾燥で復旧可能な場合): 約10,000 円〜30,000 円前後
重度の障害(基板修理やチップの移植が必要な場合): 約50,000 円〜150,000 円前後
業者によっては、データが取り出せた場合のみ支払いが発生する「成功報酬制」を採用しているところもあります。高額な修理になることもあるため、まずは無料診断で見積もりを確認するのが一般的です。
■ こんな場合に検討
iPhoneが水没してしまっても、すぐにデータが失われるとは限りません。大切なのは、慌てて操作せず、正しい手順で対応することです。
まずは電源を切って乾燥させるなど、状態の悪化を防ぐことが最優先になります。そのうえで、状況に応じてデータ復旧の方法を選びましょう。
バックアップがある場合は、iCloudやiTunesから確実に復元できます。一方で、バックアップがない場合でも、FoneToolのようなデータ復旧ソフトを使えば、端末から直接データを取り出せる可能性があります。それでも難しい場合は、最終手段として専門業者への依頼も検討できます。
無事にデータを救出した後に、このようなトラブルが二度と起きないように、今すぐバックアップを取りましょう。