壊れたiPhoneでもバックアップ可能な方法

iPhoneの画面割れや液晶漏れにより操作不能になった端末から、安全にデータをバックアップ・移行する方法をまとめた記事です。故障時のiCloud活用法やパソコンへの救出手順、修理前の注意点など、状態に合わせた最適な解決策を紹介します。

Astra by Astra 更新日 2026年06月10日
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iPhoneの画面がバキバキに割れてしまったり、液晶が真っ暗で映らなくなったりすると、「データはどうなるの?」と頭が真っ白になりますよね。

ご安心ください。状態によっては、壊れたiPhoneでもデータをバックアップすることは十分に可能です。

この記事では、画面が壊れたiPhoneのバックアップ方法と、iCloudバックアップから故障したiPhoneのデータを復元する方法を紹介します。

壊れたiPhoneをバックアップできる・できないケース

iPhoneの破損状況によって、自分でバックアップが取れるかどうかが変わります。まずはあなたの端末がどちらのケースに当てはまるか確認しましょう。

iPhoneの状態 バックアップ可否 主な理由
画面割れ・タッチ不良 〇 可能 画面が見づらくても操作ができれば、通常通りバックアップできます。
電源ON・Wi-Fiに接続されている 〇 可能 画面が死んでいても、iCloudへの自動バックアップが動いている可能性があります。ただし、壊れた前に設定する必要があります。
電源が全く入らない × 不可能 水没や基板の破損により、システム自体が起動していないため不可能です。

💡 画面が見えなくても操作できる裏技

もし「画面は映らないけれどタッチパネルの反応はあるかもしれない」という場合、VoiceOver(音声読み上げ機能)をSiriで起動させることで、画面を見ずにパスコードを入力したり、PCとの接続を許可したりできる場合があります。

また、Lightning - USBカメラアダプタ経由で有線マウスを接続し、画面を操作する方法も有効です。

壊れたiPhoneをパソコンにバックアップする2つの方法

iPhoneの画面が壊れた状態でも、パソコン(Windows/Mac)があればデータを救出できる可能性がぐっと高まります。状況に合わせて以下の2つの方法を試してみましょう。

⚠️ 注意点:
これらの方法を行うには、原則として過去にそのパソコンとiPhoneを接続し、「このコンピュータを信頼する」の許可を完了している必要があります。初めて接続するパソコンの場合、iPhone側での画面操作が必要になるため、液晶が完全に壊れていると進行が難しくなります。

1. バックアップソフトFoneToolを使う

FoneToolは、Windows用の優秀なiPhoneデータ管理ソフトです。iPhoneのデータをパソコンに安全に保存し、別のiPhoneやiPadへ簡単に復元することができます。

画面が壊れて操作しづらいiPhoneからでも、すべてのデータを丸ごとバックアップできるほか、写真、動画、連絡先、メッセージなどの特定のデータだけを個別に選択して救出することも可能です。過去に一度でもそのパソコンと接続したことがあれば、スムーズにデータを認識できるケースが多いのが強みです。

FoneToolのバックアップ機能は無料で利用できるので、以下の手順で試してみましょう。

手順1. パソコンにFoneToolをインストールして起動します。

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手順2. 壊れたiPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続します。

手順3. ツール内の「フォンバックアップ」から「個別バックアップ」または「完全バックアップ」を選択します。

壊れたiphone バックアップ

手順4. バックアップしたいデータ項目にチェックを入れ、「バックアップ開始」をクリックします。

iphone 画面 壊れた バックアップ

💡 壊れたiPhoneのデータをほかのiPhoneに復元する手順

無事にバックアップを終えた後、データを新しいiPhoneや修理から戻ってきた端末に移す手順は以下の通りです。

手順1. 移行先の新しいiPhoneをパソコンに接続します。

手順2. FoneToolを開き、「私のバックアップ」画面から該当のバックアップタスクにある「復元」ボタンをクリックします。

壊れたiphone から データ を 取り出す

手順3. 「復元開始」をクリックします。

iphone 液晶 壊れた バックアップ

※個別バックアップから復元する場合、移行先iPhoneの既存データは上書きされません。写真や動画だけを安全に追加したい場合にも非常に便利です。また、「フォン転送」機能を使えば、壊れたiPhoneからデータを取り出すことも可能です。

2. Apple公式ツールiTunes・Finderを活用

Windowsや古いMacなら「iTunes」、Mac(macOS Catalina以降)なら「Finder」を使って、iPhoneのデータを丸ごとパソコンにバックアップできます。

【iTunesバックアップのやり方】

手順1. パソコンに最新のiTunesをインストールしておきます。

手順2. iTunesを開き、iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続します。

手順3. 左上隅に表示される「iPhoneアイコン」をクリックします。

手順4. 「概要」タブを開き、「今すぐバックアップ」をクリックして、処理が完了するまで待ちます。

iphone 壊れた バックアップ itunes

【Finderバックアップのやり方】

手順1. iPhoneをUSBケーブルでMacに接続し、Finderを起動します。

手順2. Finderのサイドバー(場所欄)から、接続したiPhoneを選択します。

手順3. 「一般」タブ内の「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選択します。

手順4. 「今すぐバックアップ」をクリックします。

iphone 壊れた バックアップ finder

バックアップなしで壊れたiPhoneのデータを復元可能な方法

「事前のバックアップを全く取っていないのに、急にiPhoneの液晶が壊れてしまった…」という場合でも、まだ諦める必要はありません。

先ほど紹介した「FoneTool」には、バックアップがない状態からでもデータを救出できる強力な「iOSデータ復元」機能が備わっています。

iPhoneの故障やシステム修復の過程でデータが消えてしまった状況でも、内部ストレージを直接スキャンして残っているデータを抽出できる場合があります。スキャン自体は無料で行えるため、まずはデータが残っているかチェックしてみましょう。

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手順1. USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。

手順2. FoneToolを起動し、「ツールボックス」>「iOSデータ復元」をクリックします。

iPhoneのデータを復元する機能

手順3. 「スキャン開始」ボタンをクリックします。

水没したiPhoneをスキャンする

手順4. スキャン完了後、復旧可能なデータの一覧が表示されます。復元したいデータ(写真など)を選び、「PCに復元」をクリックします。

データをPCに取り出す

抽出されたデータはパソコンに安全に保存されます。その後、新しいiPhoneへFoneTool経由で戻すことが可能です。

iCloudから故障したiPhoneのデータを移行する方法

iPhoneが完全に大破して操作できない場合でも、普段からiCloudの自動バックアップ(または同期設定)をオンにしていれば、パソコンを使わずにデータを移行・確認できます。

1. iCloud.comにアクセスして残っているデータを確認

まずは、どのデータが安全にクラウド上に残っているかを他のスマホやパソコンから確認してみましょう。

手順1. ブラウザで iCloud.com にアクセスします。

手順2. 故障したiPhoneと同じApple ID(Appleアカウント)でサインインします。

手順3. 「写真」「連絡先」「メモ」などを開き、直近のデータが保存されているか確認します。

ここにデータが表示されていれば、iPhone本体がどれだけ大破していても、そのデータは100%安全に保護されています。必要に応じてパソコンへ直接ダウンロードすることも可能です。

2. 新しいiPhoneにiCloudバックアップを復元

iCloud上にバックアップが存在していれば、新しいiPhone(または修理・交換を終えた端末)の初期設定時にデータを丸ごと引き継げます。

手順1. 新しいiPhoneの電源を入れ、画面の指示に従って初期設定を進めます。

手順2. 途中で表示される「アプリとデータ転送」画面で、「iCloudバックアップから復元」を選択します。

iphone 故障 データ 移行 icloud

手順3. 故障したiPhoneと同じApple IDでサインインします。

手順4. 復元したい日付のバックアップデータを選択し、転送が完了するまでWi-Fiに接続したまま待ちます。

よくある疑問:iPhoneを修理するとデータは消える?

「故障したiPhoneを修理に出すと、中のデータはどうなってしまうの?」というのは、誰もが一番気になるポイントですよね。結論から言うと、「どこに修理を依頼するか」によってデータの取扱いは大きく異なります。

  • Apple公式(Apple Store)や正規プロバイダの場合:原則としてデータはすべて消去(されます。プライバシー保護の観点に加え、故障診断のプロセスでシステムの復元を行ったり、本体丸ごと交換対応(リフレッシュ品への交換)になったりすることが多いためです。
  • 街のiPhone修理店(非正規)の場合:基本的にはデータ領域(ストレージ)には触れず、壊れた画面やパーツだけをピンポイントで交換するため、データはそのまま残るケースがほとんどです。ただし、100%安全とは言い切れず、基板自体の破損や作業中の予期せぬ不具合でデータが失われるリスクはゼロではありません。

まとめ

iPhoneが壊れている場合、適切な手順を踏めば大切なデータを救出することは十分に可能です。

  • 画面割れ程度の故障でiPhoneは操作可能の場合: FoneToolやiTunes/Finderを使ってパソコンにバックアップ
  • 普段からiCloudを活用していた場合: 「iCloud.com」でデータの無事を確認し、新しいiPhoneへ安全にデータを移行する。

液晶が破損したiPhoneは、放置するとゴーストタッチによる初期化リスクや内部ショートなど、時間の経過とともに状態が悪化してしまう恐れがあります。「携帯の画面が壊れたから」と諦めてしまう前に、状態がこれ以上悪くなる前に、一刻も早く今回ご紹介した方法を試して大切なデータを取り戻してくださいね。

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